NomadSculpt(ノマドスカルプト)の基本講座をまとめたページです!
画像やgifアニメでわかりやすく解説しました。
この記事がお役に立てそうな方
- NomadSculptの基本講座をまとめてみたい方
- NomadSculptを初めてさわる方、初心者の方。
- デジタル彫刻ソフトが気になっているが、手軽に始めたい方
- iPadやAndroidタブレットは持ってる方(ペンはあってもなくてもOK、最低スマホでもOK)
目次
この講座の基本思想について
NomadSculptは、タブレット、スマホさえあれば2000円程度で本格的なデジタル造形が楽しめる、かなりイカしたアプリです。
ただ、高いポテンシャルがありながら、まだまだ日本語での情報が少ない印象です。
自分の周囲(創作系の方)だと「スマホやiPadでZBrushみたいな事ができるアプリがあるらしいよ!」と少しづつ広まっている感があり、嬉しいです!
※2023年4月現在
ZBrush界隈の皆様に助けられ、その延長上でNomadSculptを触れる自分がいます。
私は2022年1月から、デジタル造形を始めましたが、最初に使ったのがZBrushでした。
ZBrushは超高機能で、良い意味で変態的!何より愛されキャラ(ソフト)なので、
日本語でも書籍・動画など十分な学習リソースがありました。
(そして周辺コミュニティが温かい……何度助けれたことか!)
ZBrushのわかりやすい教材のおかげでデジタル造形の理解が大きく進み、
そのおかげで、NomadSculptもスムースに使えた……と考えています。
なので!
「デジタル造形に興味はあるのだけど、ZBrushとパソコンを揃えられる環境にない」
「タブレット(iPad)ならある!でもNomadSculptの使い方が全然わからない、情報もない……」
「パソコンもタブレットもない。でもスマホならある!これでデジタル造形できないかな……?」
という方向けに、何かできることはないか?と思って、少なくとも最初のとっかかりくらいは自分も提供できるのでは?と思って、今回の基本講座を作ってみました。
長くなってしまったので、このへんで!
【追記】動画解説、始めました!
ブログ上での解説に加えて、Youtubeでの動画解説を始めました!
以下の動画では...
普通のiPadで、Apple Pencilなしで、謎のチンチラ手袋をつけてNomadSculptで3Dデータを作っています。
その後3Dプリンターで出力して、最終的に筆塗りで塗装して、飾ってニッコリするところまでを10分で解説しています!
これから頑張って解説動画の数も増やしていくので、よろしくお願いいたします!
以下、講座が並んでいます。随時更新!
この講座は1記事1トピック、画像とアニメGifを多めに使って基本に機能を解説していきます。
最低構成でもデジタル造形ができることを考えて、指だけ(Apple Pencilなどは不使用)で操作することを念頭においています。(つまりスマホでも操作可!)
基本的には「どうやって?(How)」という、操作方法がメインの記事郡になります。(最終回は作品作りの過程を解説しています)
この基本講座を終えて作品作りを続ければ、シンプルな胸像までは作ることができるようになります。
そしてそこまでできるならば、3Dプリンターで出力してみたり、頑張って体を作ってアニメーションさせたり夢は広がります!
でもまずは楽しく遊んで見るところから。この講座で「デジタル造形、楽しい!」と思っていただけれたら幸いです。
この記事は主にiPadユーザーを想定して書かれていますが、NomadSculptはiPhone版、Android版(スマホ・タブレット)もあります!
またApple Pencilがなくても、指だったりスタイラスペン(100円均一にあるものから、もうちょっと良いやつまで!)でまずは試してみる、という方法もとれます!
なので、まずはアプリをインストールしてもらって、この講座を見ていただきながら徐々にご自身の作品作りに活かしていただけたら、本当に嬉しいです!
まずは初級レベル!
第1回:NomadSculptの説明と、視点移動を解説します。
第2回:基本的なUI(ユーザーインターフェース)と、作品の保存方法(手動・オートセーブ)を解説します。
第3回:ストローク(ブラシ)の大きさと強さ、対称機能(シンメトリー)について解説します。
第4回:よく使うストローク「粘土」「ブラシ」「移動」「フラット化」「スムース」を解説します。
第5回:デジタル粘土(メッシュ)のポリゴン状態の確認方法を解説します。
第6回:ポリゴンを均等に貼り直す「リメッシュ」について解説します。
第7回:操作の取り消し、やり直し(Undo、Redo)のUI操作、タッチ操作を解説します。
第8回(最終回):第1~7回までの操作だけで、どこまで作品が作れるかを解説します。
実はここで一旦シリーズを終えたのですが、デジタル粘土制作で大事な機能の解説をしたかったので、
以下不定期で増やしていっています!
第9回:「ストロークで盛る」の逆版!減算機能でデジタル粘土を凹まします。
この辺から、中級レベル
講座記事が増えていくにしたがって、この辺りから中級レベルかなーと思って見出しを分けました!
※初級=デジタル粘土でカタチを作る方法を知っていて、作れる!
中級=むずかしいカタチを作ったり、効率よく作る方法を知っていて、作れる! みたいな。
あと全然必須ではないのですが、ApplePencil縛りもこの辺から解除しています!
第10回:影響を及ばしたくない部分を覆うマスク機能と、反転などの応用方法をまとめてます。
第11回:デジタル粘土の移動・拡大縮小・回転を制御するGizmo機能を解説。
第12回:作ったデジタル作品に色をのせたり、材質を変える方法を解説。
第13回:マスク機能を活用して、服や髪の毛の作り方を解説。
第14回:ストローク「チューブ」を使って、髪の毛、特にロングヘアや流し髪の作り方を解説
第15回:「Repeaters」機能とチューブを組み合わせて、高度なカタチを作る!(&今更のレイヤー説明)
第16回:マルチレゾリューション機能で、ローポリゴンから作ってみる
第17回:人間の顔を作りながら、ダイナミックトポロジー、レイヤー、背面マスク、Blender連携…などなど、紹介しています。
第18回・絵を描いて立体を作る!?プリミティブの一種「Triplanar」を解説します。
この辺から、上級レベル(制作過程)
更に記事が増え、ここからは上級レベル(制作過程)だと思って見出しを分けました!
- ※中級=むずかしいカタチを作ったり、効率よく作る方法を知っていて作れる!という作り方(How)の話から
- そもそも何を・何で作りたいんだっけ?という作品作り(Why、What)の話が増えたからです!
使った機能に関しては過去記事へのリンクを貼るなど、対応をしていますが
「作った作品の解説」「ここ迷った!コレが使えた!」「こう考えたらうまくいった!だめだった!」といった
記録に近い内容になっています。
そのため、チュートリアルのナンバリングを外しています。
そして創作活動的にはここからがスタート地点ですね。
セミリアルな人間の顔を作ります。
最終回:ゼロから作品を作ってみよう!
NomadSculptもその他ツールも、全部結集して作った作品。
Nomad(iPad)も、ZBrush & Blender (パソコン)も、粘土も、3Dプリンタも、塗装も、もう全てモリモリで作った作品。
創作活動を初めて2年の節目に、作りたかった物がつくれたな.....としみじみ思いました。
個人的には「ちょっとセミリアルな美少女」、作れたんじゃないかなと思っています!
いろんなツールをガッツリ触って知見が溜まったので、
ツール間連携などの知見を記事にしていきます!
番外編:その他のリソース
Nomad公式のマニュアル
https://nomadsculpt.com/manual/
各アイコンの意味や、機能の詳細説明が書かれています。
当然、英語ですが自動翻訳にかければ読めるといえば読めます。
ただ、それであれば以下のYoutube動画で概要をつかんだほうが良いかなと!
オススメのYoutube動画、Small Robot Studioさん
こちらも英語ですが、動画でビジュアルで学べるので「なるほど、こうすればいいのね!」が直感的にわかりやすいです!
また美術解剖学の説明や、デフォルメ~リアル寄りまで様々なものを作らえているので非常に参考になります!
英語の自動文字起こし+日本語翻訳で、内容がつかめるのもありがたい!
「NomadSculpt以外はどうなの…?」という方向け、「Forger」の解説記事
iPadアプリで他にデジタル造形できるアプリはないの?という方もいらっしゃると思います。
そんなわけでZBrushを買収したMAXON社が、これまた買収したForgerというアプリがあるので解説記事を書いています。
iPadアプリでは珍しいポリゴンモデリング(頂点、辺、面を直接操作する)でカタチを作れますし、
最近ではZBrushの機能(Zリメッシャー)がForgerに移植されたりしています!
ローポリモデリングだからこそ作れる形もあり(人工物などのハードサーフェスとか、美少女フィギュアのツルンとした肌とか。)、Nomadと同じく安価なので、良い感じの連携を探っていきたいですね!
最後に!
講座は以上です!
NomadSculptはタブレット版でもスマホ版でもUIや操作体験が変わりません。
極めると外出先で「スマホ+指」で形を作り、家や落ち着けるスペースで「iPadで作り込み」といったこともできそうです。
最近は「Nomad」単体で作品作り込み&完成という例や、
「Nomad」で直感的にラフを作り、「ZBrush」に移して作り込む、というワークフローを採用している方のお話も聞きます!(というか、自分でもやりました!)
個人的には「女性の顔を作ろの会」で頂点数1,000万を攻めたりしたので単体でもかなり行けると思ってますが、
Blender連携や3Dプリントのためにパソコンを使うのも全然アリだと思ってます!
この記事が皆様のお役に立てればと思っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
今回もお疲れ様でした!お茶にしましょう〜
いきなり頑張っちゃうと疲れちゃうので、
ときどき休憩を入れながら、ちょっとづつ体得していきましょう〜!
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