
NomadSculpt(ノマドスカルプト)講座、第10弾!
今回は使いこなすとデジタル造形作業の幅が一気に広がる「マスク機能」を解説していきます!
(チュートリアル記事をまとめページもあります!)
この記事がお役に立てそうな方
- NomadSculptを初めてさわる方、初心者の方。
- デジタル彫刻ソフトが気になっているが、手軽に始めたい方
- iPadやAndroidタブレットは持ってる方(ペンはあってもなくてもOK、最低スマホでもOK)
目次
今回の対象:画面左端の下側!
前回の「減算」や「スムーズ」につづき、同じ場所に設置されている「マスク」を解説していきます。
マスクをうまく使いこなすと、デジタル造形の表現が一気に広がって行くので順を追ってみていきましょう!
まずはマスクを設定してみよう。
そもそも「マスク」って?という方もいらっしゃるかと思います。
リアル世界でも塗料で色をぬるときに使う道具に「マスキングテープ」というものがあります。
これはペンキを塗ったりする時に、誤って塗りたくないところを保護するために使います。
これのデジタル版が今回紹介するマスク機能です!
マスクをオンにするには画面左端の「マスク」を押すだけ。
その状態でデジタル粘土に触れると、マスクされた箇所が暗くなっていきます。
(今回は白地のデジタル粘土なので、濃いグレーになっていますね。)
マスクをかけると、その部分はきっちり保護されます。
マスクを設定した箇所は、ストロークの影響を受けません。
なので、デジタル造形で細部を詰めている時に「この部分は影響を及ぼしたくない!」と思った時にマスクを掛けておきます!
かけたマスクの消し方
逆に一度設定したマスクを消す方法も見ておきましょう。
やり方は簡単で、「マスク」をONにすると「マスクを解除(消しゴムみたいなアイコン)」がでるので、それをONにしてこすっていくだけです!
実はもっと簡単に消す方法もあるのですが、ちょっと上級なので今のタイミングではこちらで消していきましょう!
マスク部分を反転させよう!
このマスクは「変更したくないところを覆う」という使い方の他に、「変更したいところをピンポイントで選ぶ」という使い方もできます!
やり方は少し分かりづらいのですが、はじめに変更したい箇所にマスクを掛けたあと、何もない空間をタップします。
すると、マスクの範囲が反転します!

この操作、実はZBrushと同じ操作だったりするのですが、NomadSculptから入った人はわからないだろうな……
結構似たようなことが多いので気付き次第、追記していきます!
マスクをかけて、反転して、移動ストローク!
この技をうまく使うと、例えば一部部分だけを操作可能な状態にして思い切り伸ばし切ったり、
細かく造形したいところをピンポイントで指定したりすることが可能になります。

マスクの境界線をタップすると、マスク範囲をぼかしたり、シャープにしたりもできます。
これもやや上級テクニックなので今回は割愛します。
さまざまなマスクの指定方法があります。
マスクを指定する方法はフリーハンド以外にも、四角でくくったり、線でくくったりと様々なオプションがあります。
マスクをオンにした状態で、何もない空間を長押しすると様々な選択方法が画面左端にずらりと並びます。
一時的に半径や強度が非表示になります。

NomadScluptはこういった「何もないところをタップ、長押し」で特定機能が発動する事が結構あります。
これは、実はZBrushとユーザー体験を揃えてるからだと思いますが、「わかるかい!」ってなる方もいると思います……。
どこかでまとめていきたいと思います!
まとめ
今回は使いこなすと表現の幅が広がるマスク機能を解説しました!
隠し機能的な操作(ZBrushユーザーならピンとくるかも)も少しご紹介しましたが、
うまく使いこなして作品制作にお役だてくださいー!
今回もお疲れ様でした!お茶にしましょう〜
いきなり頑張っちゃうと疲れちゃうので、
ときどき休憩を入れながら、ちょっとづつ体得していきましょう〜!
※特に紅茶☕️でなくても全然OKです笑.上のAmazonリンクをポチってもらって、なんでも良いので購入いただくと、でじちんのお財布が暖かくなります!
いただいた支援は全額次の学びと記事化に使われます.いつもご支援ありがとうございます!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
それでは!