このページについて
この度は「デジチン工房」のキットをお買い上げいただき、ありがとうございます!
このページは製品サポート(組み立て・塗装)を行っています。
【以下のイベントで販売を行いました】
- ワンダーフェスティバル2024夏
注意事項について
- 本キットは3Dプリント出力品です。
- プリント精度向上のため、一部中空構造を取り入れています(内部を補強するインフィル構造有り)
- 目立たない箇所に抜き穴を開け、十分な洗浄と硬化を行っておりますが、経年劣化で割れなどが生じる場合がございます。
- 明らかな歪み、パーツがハマらない等、問題のあるパーツは検品・除いております。
気泡やサポート痕・積層痕など、どうしても発生してしまう箇所につきましては、
お客様側でのヤスリがけ、パテ等を使用した隙間埋め等をお願いいたいします。 - 梱包時にパーツの個数や破損が無いか、確認しておりますが、
もし開封直後にパーツが足りない、補修が難しいレベルで破損してるパーツがあった場合、ご一報ください。 - 従来のレジンキャストと異なるため、お湯では洗わないでください。
「エルフとチンチラ」組み立て方
本商品は全9パーツです。
- 頭部
- 胴体
- 右腕
- 左腕
- ライフル(両手付き)
- ライフル先端
- マント
- 台座
- チンチラ
その1: 台座と胴体を組み合わせる
台座は薬莢が転がっている方向が前面になります。
台座側が凹、胴体が凸になっています。
その2: 胴体の上に、マントをはめ込む
胴体が凹、マントが凸になっています。
マントと胴体が組み合わさることで、サポート痕などが見えづらくなります。
その3:マントのくぼみに、頭部をはめ込む。
マント側が凹、頭部が凸になります。
その4: 左手・右手を胴体にはめ込む
胴体側が凹、左右の腕が凸になります。
その5: 胴体と両腕のくぼみに、ライフルをはめ込む
ライフル(銃本体、持ち手部分3箇所)が凸、左右の腕と胴体が凸になります。
コツとしては一箇所をいきなりはめ込むのではなく、少しづつ振動を加えていくと
3箇所同時に上手くハマります。
その6: チンチラを右肩のくぼみにのせる
右腕側に凹みがあるので、その穴にチンチラの足をはめ込んでください。
その7: ライフルの先端をはめ込む
ライフル本体が凹、ライフルの先端が凸になっています。
ライフルの先端はかなり長いので、接着せず、オプション的に付けたり外したりするのも、アリかと思います!
完成!
仮組みが完成しました! 組み上がりのイメージができたら、パーツごとに塗装を行っていきます。
「極悪ボスハムスター」を組み立てる
極悪ボスハムスターは、「本体・サブマシンガン・台座」の3パーツです。
- 台座とハムスター本体はどちら向きでも刺さるようになっています(ハムスター側が凹)
- ハムスターの両手周辺は、サブマシンガンを持てるように凹があります。そこにサブマシンガンをはめ込んでください。
「エルフとチンチラ」「ボスハムスター」を塗装する
この章はあくまで「自分はこんな感じで塗ったよ」というガイド的なものなので、
ぜひ皆様の好きなやり方で仕上げていただけると、とても嬉しいです!
自分は基本的に筆塗り+海外アクリル塗料を使っています。
「塗ったよ!」とブログやX(Twitter)でご一報いただけるとメチャクチャ嬉しいですし、
もしよければブログに掲載させていただきたいので、ぜひお気軽にお声がけください!!
準備 : サーフェイサーをササッと吹く(※オプション)
塗料の食いつきを良くするために、サーフェイサー(缶スプレー)を拭きます。
このあとの工程で自分はプライマーを筆塗りするので、このパートは飛ばしてもOKなのですが、
まだらに模様がつく+一層目にサフを吹いた安心感を得るために、行っています。
その2:プライマーを筆塗りする
ここではファレホのプライマーを使っています。
- 白= 後で明るい色を乗せたい髪の毛に使いました
- 黒 = 肌以外の全てに使いました(今回の塗りではスポンジを多用するので最初暗めにしたかった)
- 小豆色 = 肌のベース色に使いました
一旦、大きめの筆でベタ塗りしていきます。
その3: スポンジに塗料を少しつけ、フィギュアに軽くトントンと押し付けて色を乗せる
自分はファレホやアーミーペインターを使って、スポンジでトントンしています。
ベース(プライマー)で黒等を塗っていると、明るい色がいい感じにマダラに広がって行きます。
ドライブラシ法(※)のスポンジ版かなと思っています。
あまりスポンジに塗料を付けすぎると「ベチャ!」と均一に色がついてしまい、色が単調になってしまうので
キッチンペーパー等で塗料を拭き取りつつ、スポンジでトントンと叩き、色をのせていきます。
※ドライブラシ:塗料の原液を筆にとり、キッチンペーパーで、色がギリギリ残るくらいまで拭き取って
フィギュアに擦りつけるように塗装する方法。ウォーハンマーなどのミニチュアペイントの文脈で出てくるワードで、
リアルな質感を筆で表現するのに重宝する・・・が、加減が難しく、プロの方の実演を見る機会があったら是非見てほしいです。
プライマーの上から、一段明るい色をトントンして、のせると、こんな感じになります。
使用している塗料について
アーミーペインターとファレホの混合ですが、以下の写真の通りとなります。
(写真撮り忘れたけど、鎧部分にシルバー系塗料を塗っています)
ただ、本当にお好みに塗っていただきたいですし、似た系統の色も多いので混色などで
対応いただければと思います!
※アーミーペインターは以下で紹介しています!
その4 :筆で明るい色を「うすーく」「何度も」重ね塗りしていきます
スポンジトントンして、まだらに色を乗せたあと、筆で色を薄くのせていきます。
特に肌を塗る場合、下に塗った色が残っていると、皮膚の半透明な感じをお手軽に再現できるのでよく使っています!
ライフルの木目などは筆で一本一本引いていっています。
その5.目を描いていく
目・瞳孔・虹彩を筆で描いています。右側にざっくりとした描き方を追記しました。
1.今回は彩度・明度の高い色(水色とか赤とか)の目にしたいので、発色をよくするために最初に白く塗っていきます。
2.明るめの色(薄め)を、塗っていきます。
3.虹彩の上側を暗めの色で、アーチを描くように塗ります(眼球のまるさとか、レンズ的な歪みを意識)
4.虹彩の下側に細い直線を引いていきます。
5.瞳孔を、濃くて暗い色で塗っていきます。
6.最後に白に近い色で、ハイライトを入れると目がイキイキしていきます!
「エルフとチンチラ」完成!!
塗っている間に「今回はダークエルフ風でいくかー」と髪や肌の色を調整しました。
眉や目も筆で塗っていますが、瞳のガイドラインは薄く掘ってありますので、それを参考に塗って頂ければと思います。
極悪ボスハムスターも完成!
「エルフとチンチラ」のところでも紹介した、スポンジトントンでこちらも塗っています。
比較的小さいサイズ感なので筆などでダイナミックに塗っていくのもアリかと思います!!
目や傷口、口周辺などに「グロスバーニッシュ(つや出し塗料)」をのせると、生物感がでてきます。
極悪ハムスターは「プライマーで基本色をつける > 明るい色でスポンジトントン > 気になった所に色を薄く塗る」で
かなりかっこよくなります!
余談ですが、展示物品のハムスターの塗り方について
展示品ハムスターも「プライマーで基本色をつける > 明るい色(白)でスポンジトントンする」という工程までは同じです。
特殊なのはこの後「エナメル塗料を非常に薄めて、いろんな色でスパッタリング(※筆や歯ブラシで飛沫を飛ばす技法)」をした事です。
スポンジの段階でもマダラな質感になりますが、これを行う事でさまざまな色が重なりあって
生物感溢れる塗装ができるようになります!
注意点は、エナメル塗料が揮発性(灯油っぽい臭い)のシンナーで薄める必要があるのでご自宅で行う方は気をつけて、という点と、
同じくエナメル塗料は乾きが遅い(書き直せるメリットにもなるが)ので、作品完成まで時間がかかる点です。
なので自分は「エルフとチンチラ(展示用)」を塗る時は「ファレホ・エクスプレスカラー」を希釈したもので代用しました!
これなら自宅でもお手軽にできるので、試してみてくださいね。
まとめ
以上、「ポストアポカリプスを生き抜くエルフとチンチラ」「極悪ボスハムスター」の組み立てと、塗装の解説でした。
改めて、この度はデジチン工房のキットをご購入いただき、ありがとうございました!
ぜひ完成写真等をSNS等にアップしたり、もしよければ「塗ったよ!」と教えていただけたら、とても嬉しいです!
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!
今回もお疲れ様でした!お茶にしましょう〜
いきなり頑張っちゃうと疲れちゃうので、
ときどき休憩を入れながら、ちょっとづつ体得していきましょう〜!
※特に紅茶☕️でなくても全然OKです笑.上のAmazonリンクをポチってもらって、なんでも良いので購入いただくと、でじちんのお財布が暖かくなります!
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