パソコンでゲームもやるし映画も見るし、もう少し音にこだわりたいなぁ……(あ、あと仕事にも。)
ソフトウェアやアプリを使うアプローチもあるけれど、今日はガジェット方面でアプローチしてみよう!
今日はCreative社の多機能USB-DAC「SoundBlaster X3」を紹介します。
実際に使ってみた見えてきたメリット、デメリットを惜しみなく書いていくので、音響周りを良くしていきたい方はぜひチェックしてください。
目次
結論:Windows環境の人なら買って損なし。他環境の人は気をつけて。
いきなり結論を書きますが、Windows環境(Windows10)の方はフルで機能を使えるのでオススメです!
それ以外の環境…MacOSやPS4,Switchユーザーは機能の制約があります。用途によっては違う製品も視野に入れたほうがよいです。
外観
SoundBlasterX3(公式サイトを別タブで開く)は、ゲーム用サウンドカードでお馴染みのCreativeが開発したUSB-DACです。
USB-DAC……?
簡単にいうと、USB端子にさして簡単な設定をすれば、いい音が聞けるようになる機械だよ!
同シリーズの安価モデル「Play!3」との比較
SoundBlaster X3は1万4000円台で価格が推移しています。(2021/06/16現在)
同じくシリーズのPlay3は2000円以下で購入できる点や、機能、デバイス自体の大きさから高級モデルであることがわかります。
Play3は初期設定だと大音量すぎる、左右で音量バランスが取れていない個体がある、など注意点があります。
ただWindows環境であれば専用ソフトでイコライザーやバーチャルサラウンドのも楽しめるので、コストパフォーマンスは非常に優秀です。
X3の良さは物理ボタンで設定を即座に変更できること!
単に音を出すだけであればPlay3でも十分ですが、X3は豊富な物理ボタンで音響周りを自由にコントロールできる点が特徴です。
物理ボタンは、3つの小さなボタン、中央のダイアルとシンプルな構成ですが、短く押す、長押しの組み合わせで、X3単体で様々な操作が可能になります。
- スピーカーとイヤホン/ヘッドホンをX3に繋げたまま、出力の切り替えが可能(抜き差しの必要なし)
- 1ボタンでイコライザーのON/OFF、切り替えが可能。
- バーチャルサラウンド機能もボタン1つで可能。
- 音量や消音化も中心部のダイアルで調整可能。
パソコンにつないでる時に、毎回ソフトウェア側で調整しなくて良いのはメリットだね!
ゲーム機にも接続可能。ただ、Macユーザーは要注意!
公式サイトを見ると、WindowsとMacOS、PS4とPS5、Switchについて記載があります。
ゲーム機で使えるモードは少ないのは残念ですがX3の場合は本体のイコライザ設定で「低音強調」「セリフ強調」「足音強調」が使えるので、
シングルプレイで迫力を楽しみたいときには「低音強調」、FPSでは「足音強調」…といった使い分けが出来ます。
気をつけるべきは「MacOS」のユーザーです。
この表を見たとき、筆者は
すごい、WindowsとMacでほぼ同等の機能が使えるなんて!
と思い、PR記事(別タブで外部サイトを開きます)でも
Sound Blasterというと“Windows PC用”というイメージが強い人も少なくないかもしれないが、現行モデルではWindowsだけでなく、Macでも使える。
https://digihams.com/wp-admin/post.php?post=175&action=edit より
と記載がありました。
実際、Mac用ドライバも提供されており使えなくもないのですが……
- Mac版では専用ソフトが英語版サイトに行かないとダウンロードできないこと(PC用ハードウェアではよくあること。わかる。)
- Mac版の専用ソフトは初期バージョンからほとんど更新されていないこと(MacよりWidowsが優先されるのはよくあること。まだわかる。)
- Mac版では以下のようなエラーが表示されて、先程の表にあった機能が、そのままだと使えないこと。(この辺から残念な気持ちが強まる
補足すると、英語版サポートページに解決方法が書いてあります。
ただ、Macをセーフモードで起動してコマンド叩いてと、それなりに面倒なので
最低限の機能が使えればよいか……と割り切りました。
ゲームはWindowsでやることが多いから、まぁいっか。
「本体編」まとめ
以上、SoundBlaster X3の「本体編」のレビューでした。(一部ソフトウェアの話もありましたが)
ボタン1つで「リモート会議用設定」や「ノリノリ音楽用設定」にイコライザを切り替えたり、
「会議終わったから、スピーカーで音楽流そう」が出来る点、
WindowsとMacで併用できる部分が評価ポイントです。
一方で、Mac版やゲーム機でガッツリ使いたい!という方の場合、機能制限が多い、そのままだと使えない機能が多いのでご注意ください!
追記:OSアップデートで使えるようになるも、やっぱりMacユーザーには勧めづらい。
以前この記事を書いた後にMacOSのアップデートをかけ、その後に再度ドライバを入れ直したところ
「SBX driver is unavailable〜」から始まるエラーが解消されて、全機能が使えるようになりました。
ただ、日本のCreative社の公式サイトから本製品のMac版ドライバの表記が無くなっており、英語版でアクセスしても日本語版サイトにリダイレクトされる仕様となっていました。
もちろんやりようはありますが(VPN使うとか)、Mac版ドライバは初回のテスト用ドライバからほとんどアップデートされていないため、
「そこまで無理して使いたくないです。。。」
となり、現在は利用をストップしています。
Macユーザーあるあるかもしれませんが、利用の際にはご注意ください。。。