
先日、初めてデジタルねんどのワークショップを開催してきました。
結論から言うと、大人も子どももたくさんの方にデジタルねんどを触ってもらえて、本当にやってよかったなと思います!
様々な縁が重なり、大人の越境学習という流れで「何かイベントをやりませんか?」というお話をいただいたのがきっかけでした。
「どんなネタでいこうかなぁ」と少し考えていたのですが、Nomad Sculptならスマホやタブレットでも動くので、「これならみんなで手元の端末で遊べるな」と思って企画を始めました。
会場と参加者の雰囲気
場所は都内某所。都内ですが自然豊かで蔵や和室まであるという、ちょっとムーディーな建物での開催になりました!
夏休み期間だったこともあり、お子さんの参加も多く、とてもにぎやかな空間になりました。
当日はワークショップの時間(1時間)の他に自分の常設スペースを頂いて、「デジタルねんど触れますか?」というお客様をおもてなししておりました。

ご家族、お子さん2名以上でいらっしゃる方も多く、
メイン機のiPadの他、サブ機のiPad miniを持っていって良かったなと!
子どもたちのすごい集中力
ワンフェス・デザフェスなどのイベント時に、大人の方向けに、その場のノリでNomadの遊び方説明会をすることは、結構あったのですが
実は子ども向けに遊び方をお伝えするのは今回が初でした。
印象的だったのは、子どもには「失敗」という概念がほぼないこと。
最低限の操作方法だけを教えると、あとは黙々と作り続けるんですよね。
頭の中に作りたいものがはっきりあって、それをゴリゴリ形にしていく姿は、大人にはなかなか真似できない集中力でした。
自分がやったのは、明らかに詰まった時だけサポートすること。
例えばデジタルねんどが画面外に飛んでいったり、めちゃくちゃ拡大しすぎたり逆に小さくしてしまった時とか。
やっていて思ったのは「THE 教室」的な感じよりも、
困ったら近くに聞ける人がいる、そんな環境のほうが向いているケースもあるんだなという気づきでした。
もっというと、必ずしも体系立てた教育だけが大事ではないということ。
むしろ、自由に試行錯誤できる場のほうが、子どもは(大人も)伸び伸びと取り組めるのではないかと思いました。

なんというか未だにマインクラフトが第一線で遊ばれるゲームである理由がわかった気がします。
夏休みとデジタル粘土の相性
リアルの粘土遊びと同じ感覚で、デジタルねんどは夏休みの自由研究にも向いているのでは?と思いました。
たとえば、百均で紙粘土を買って作ったものを、デジタルでも再現してみる。
「リアルとデジタルの比較」「少しお金はかかりますが、3Dプリントしてみる」など、自由研究としてもネタの広がり方が面白いです。
実際に私も小学生の頃、夏に紙粘土でいろいろ夏休みの工作を作った記憶がありますが、今はそれがiPadやスマホでも遊べるので
ずっとやらなくてはいいけれど(面白くてハマったらやってもよし!)、こういう世界もあるんだなと知れることは、一種の社会勉強にもなるんじゃないかなと。
ちなみに毎年に夏になると↑の記事のアクセスが急増します!
針金で骨組みを作って粘土を持っていくって、なかなか経験できないので夏休みにやってみるのも良いかもしれません!
子ども=デジタルネイティブ
よく考えてみると、今のお子さんは生まれたときからスマホが普及してる世代なので、デジタルねんどのほうがリアル粘土よりも入りやすいのかもしれません。
子どもたちは正解を提示されなくても動けるし、今の子はiPad操作もスムーズ。
親御さんからお話を伺うと、教育用タブレット経験者も多いですが、学校の端末はできることが限られているので、
型落ちでも良いのでiPadを一台渡してあげるとぐんとやれることが増えそうだと思いました。
(ProcreateとNomadが入ってたら、2Dと3Dは制覇できる!)

ただ、ソフト・アプリの使い方を知っていても、形の作り方を知らないと突っかかると思うので、
リアル粘土&紙の体験も大事ですよね。これは色々と考えどころがありそう!
大人向けワークショップの進め方

さて、ここまでは実はワークショップの話ではなくて、「デジタルねんどやってます?」「やってます!」で、その場のノリで開催していた体験会なのですが、事前に告知していたのはこちらのほうです!
今回は大人向けを想定した1時間構成で、以下の流れにしました。
隠すものでもないので、プログラム内容を大公開!
0.自分とみんなの自己紹介(5分)
1. デジタルねんどの魅力を紹介(10分)
- なぜ粘土?なぜデジタルねんどが面白いのかを説明(普段と違う脳の使い方をする、童心を呼び覚ます材料)
- お金面や環境・デバイスの敷居、習得コストが低いことを説明します(スマホでも動く、無料体験可能)
2. 基本操作の解説(約10分)
- Nomad Sculptの画面構成や操作をおさらい
- みんなで「猫っぽい顔」を作る練習
→ この練習で移動・拡大縮小・スカルプトなど基礎操作が自然と身につく

基本的にはBoothで販売している書籍の内容をおさらいします
3. 自由制作(15分)
- 参加者が作りたい形に挑戦
4. 見せあいっこタイム & クロージング(15分)
この「見せ合い」が個人的には大事だと思っています。
少し恥ずかしさはありますが、エイヤで人に見せちゃう、そして周りは全力で「良いところ出し」をすると、
「自分の作品を誰かに見てもらえた」という達成感が残ります!
Nomad Sculptは「いろいろな敷居が低い」
ワークショップに参加された方は、今回はじめてデジタル粘土を触る方がほとんどでした。
ただ、「初めて触りました」という方がほとんどなのに、短期間で2作目に入る方も多く、
「おぉ、ワンちゃんが生まれている!」と言う方までいらっしゃいました!
大人も子どももすぐに遊べる。。。この光景を見て思い出したのは...nomad開発者の方のインタビュー。
Nomad Sculptを作っているのは、フランスのステファンさんという方で、個人で作られてます(すごすぎる)。
Youtubeにインタビュー動画あるのですが(当然フランス語なので機械翻訳で見ました)印象的だったのが、「球体があって触れば何かが起こる」という直感的な設計を目指しているという話。
今回、子ども&大人たちがほとんど説明なしでもサクサク操作しているのを見て、
「ああ、これのことなんだな」と肌で理解できました。
「次に何をすればいいのか」が直感で分かると、今回のような短時間のワークショップでもツールの習得だけでなく、何かを作るというところまで踏み込めるなと思いました。
次回開催するときは、もう少し長めに時間をとって
作品を完成まで持っていく体験を提供したいなあと。
最後に
デジタルねんどは、プロのツール(BlenderやZBrush)を使う世界もありますが、Nomadみたいな更に敷居を下げていく方法に関しては、まだまだ広まっていない気がしています。
私は教育活動家ではないですが、人生の楽しみのひとつとして「作る」が選べる人が増えたらいいなと思って活動しています。
(そんなわけでこのブログも長く運営しています。)
今回、自分がその場で教えながらサポートできることも確認できました。
というわけで、もし「こういうワークショップを依頼したい」という方がいらっしゃれば、ぜひメール等でご連絡いただければと思います~!

いきなり宣伝チックになってすみませんー!
digihams(@以降はgmailです!)
というわけで、初開催レポートと、これからもデジタルねんどを勝手に啓蒙していく宣言でした。
引き続きよろしくお願いします!
