彫刻

彫刻セミナー 頭部で老若作り分けるぞ!の話。(2024年4月)

2023年4月28日

老若&髪の毛を攻めた会でした!
デジチン

いつもお世話になっている彫刻セミナー。今回は胸像を中心に学びを(私的に)まとめてみました。

今回の目的:

2022年に様々なセミナーを受けて、ちょっと自信がついてきた一方で、苦手分野も見えてきました。

具体的にいうと……

  • 年齢の変化
  • 髪の毛
  • 顔の細かな表現(目元とか唇とか)
  • 服装など

などです。

今回のセミナーでは、特にエイジングと髪の毛を重点的にやるとのことだったので、参加しようと思いました!

余談:彫刻セミナーが速攻で予約埋まる

実は去年の年末年始に、「2023年のGWくらいまでの案内」があったのですが……

クイックフィギュア(全身)は瞬殺、追加公演もすぐに埋まってました。
(あぁ、去年いろいろ受講できたのは結構奇跡的だったんだな……)


今回の頭部クラスも30名近く入っていたので、教室スペースをフルに使っていました!

参加したい!と思った講座は速攻で予約した方がいいですね…

デジハム君

今回作ろうとしたもの

毎回自分で作るものを決めるのですが、今回はマギー・スミス氏にしました!


ハリーポッターのマクゴナガル先生役としてもお馴染みですが、お若いころからオーラが違う…

(画像検索で「maggie smith vogue」などで調べると、ため息がでるレベルのモノクロ写真がいっぱい出てきます!)


一方で資料集めがなかなか大変でした!

写真サイトや過去の出演作の画像を集めるも、
若い頃=白黒映画時代なので、真正面や真横がない、あっても解像度が低いなど……。

デジチン

気合いで集めました笑

予習として、クイックなど頭部を作っていた。

クイック真正面から
クイック真横から

今回、セミナーに先立って「クイック頭部」を事前に作っていました!

理由は2つほどあります。

  • いつも胸像ではなく「頭部のみ」になってしまうので、先に胸部を確保したかった(みなさんバランス感覚すごいな)
  • もう一つの理由は「デカイ頭部」の割に、顔の情報量が少ないのをなんとかしたかった。(事前に顔の凹凸を把握)


100均一で買ったアルミホイルがかさ増し&軽量化に大活躍しました!
またホームセンターで買った塩ビパイプ(いろんなジョイントがある)と、パイプカッターも大きいものを作る時に活躍するなと思いました。

ホームセンターで揃う塩ビパイプたち
お手本にする像に合わせて…
アルミホイルでかさ増し!
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3日間の学びについて

デジチン

まずは完成品(!?)から!

真正面!
お若い方サイド
現在くらいを狙ったサイド

先に総括すると…
人間の顔は立体の連続!「目・鼻・口」を意識してしまうと逆に作れなくなる…。
これはわかっているつもりだったが、今回もやってしまっていた印象・・・

こういった誤り・悪い手癖は「フィードバックを受ける→自覚、理解する→アップデート」を繰り返して修正が可能とのこと。

今回かなり多くの悪い手癖の検出できましたし、その結果

顔の大きな凹凸を意識しながら作るこで「老若どちらの顔も情報量が上がる」、
髪の毛も「大きな塊を作って、徐々にディティールを攻める」ができたかなと!

他の気付き・収穫もたくさんあったので以下、書いていきます。

初日冒頭一発目に頂いた指摘!第一マズルでがち問題。

これ、本当にやりがちなので意識できるようになってよかったです…!

Before。今見るとおでこと顎の位置がおかしい…
恒例の、スクレーパーでさっくり!
修正済み。

・単純におでこと、あごを垂直に見てどちらかが出すぎている。

・クチは鼻よりも更に奥行きがある。(あと唇部分が消失してとんがっている!)

などなど…… これは今後気をつけていきたい!

デジハム君

顔のパーツ単位で言えば、目の理解が格段に進んだ!

本当は目はこれくらい奥行きがある。
自分が作ると、こんな感じにぺったんこになりがち。
眼球を作って照らし合わせると、思ったより、ずっと飛び出している!

最重要要素、目周り!

今回は途中まで「うわまぶた、したまぶた」ともに1枚の皮膚!という意識で作れていたのですが、どうしても平べったくなる現象から抜け出せず時間を食いました……

眼球が球体であることは、頭では理解しているのですが、どうしても平らに作ってしまいがちです。
そんな中、片桐先生からは「目頭と目尻は、もっと手前・奥の関係だよ。今だと奥行きが無いしぺったんこ。難しいところだけどね!」と指摘&修正していただき、ハッとしました。

それくらい眼球の奥行きがあるということ!(測ってみると明らかに違う)

というわけで、

  • 実際、即席の眼球を作って照らし合わせてみたところ、飛び出している部分は半分までは行かないもの、2/3くらいの勢いで球体が見えている!
  • その眼球上に上まぶた、下まぶたが乗るのだから、目はすごい立体的になる…!(どうりで今まで平べったい目にしかならなかったわけだ!)

コレ、実は口の形にも同じことが言えてそうで。

というのも、唇の内側には歯がUの字に並んでいて、口元もその影響を受けるからです。

デジチン

※3Dのゲームでたまに顔の内側(目と歯)が貫通して見えるちょっと怖いバグがあったりします。
あんなカタチ中に入ってるもののを意識すると、カタチの理解がだいぶ捗ることを再認識!眉骨、頬骨、眼窩とか。

これの面白いところは、一度この点に気がつくと資料を見て「あ、ちゃんと球体として飛び出ている」とわかるようになること。

こういう視点をもっと増やしていきたいなと思いました。

「今自分がどのレベルの作業をしているのか?」という意識付け

初心者にありがちなミスとして、老化を表現するのに「とりあえずシワを描いちゃう」をやっちゃう、があります。
ただ、実際のシワって

  • 皮下脂肪や筋肉量の変化、それに伴う皮膚のあまり、重力に負けてで皮膚が下がる
  • これらが全然足りてなかった!(だから顔の情報量が減ってしまっていた!)

そんなわけでご多分に漏れず自分もシワを描いてしまっていて、老いの表現をしていたが、先生より
「今やっているのはカタチを作っているのか?テクスチャをつけているのか?」
と指摘をいただき、またハッとします。

3DCGのデータを作るとき、テクスチャの情報はたしかに大事だけど、元のカタチが取れていないと説得力が全然違う!
(もちろんローポリモデリング等テクスチャで頑張る表現もあるけども)

「顔の情報量を上げたい」といっても私の場合は、まだカタチ自体をでやるべきことがある……
特に今回は左右で老若を作りわけするので、これらを深く理解出来る会だったなと、思いました!

まとめ

この他、たくさんの気づき・学びがあったけど一旦この辺りで!

最近は少しづつデジタル移行(実はNomadSculptチュートリアルもその一環。)を進めていますが、やっぱり粘土でカタチを作るのは楽しいです!

また一緒に参加された方との会話、交流会等で様々な創作活動のお話などを聞けて、ホント行くたびに学びがあります。

みなさま、本当にありがとうございました!

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おすすめ書籍

今回、胸像かつ「西洋人×女性×若・老」という組み合わせでしたが、

こちらの本では「人種×性別、年齢、体格、表情」といった内容がみっちり記載されています!

セミナー中は見る余裕がなかったのですが、セミナーあとに読むと知識&理解が促進されますので、オススメですー!

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もちろん、片桐先生の本はマストバイ!(個人的に美術系書籍でここまで使い込んだ本は無いです)

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