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2024年を振り返りと、2025年の抱負。

2024年12月17日

はじめに

この記事はいつもの解説記事と異なり、特にオチがない文章です。

でじちんが、「あーでもない、こーでもない」と悩んだり考えたりしてる文章です。

記録的な側面が強いのでご注意ください!

創作活動3年目、そして4年目へ…

2022年が創作活動に復帰した年(※1)だとしたら、

2023年は創作仲間と出会い、ワンフェス、デザフェスに参加して、自身のオリジナル作品を作り始めた年でした。

小動物モチーフのオリジナルフィギュアを作ったり、

NomadSculpt解説をしていたりしてましたね

デジハム君

そして2024年は、自分が作りたいと思っていた「人物フィギュア」を作れた年とも言えます。

あとは本業は普通の会社員、しかしその実態は……造形関係いろいろする人、でじちん!これもだいぶ自分の中で馴染んできました!

2枚目の名刺があると人生変わるってなんかで読みましたが、おかげさまで本業の方も楽しくなってきています。

デジチン

「2枚目の名刺を持とう」ってなんかの本で読んだんですが、調べたら数冊、異なる著者から出ていました笑

元ネタはドラッカーさんらしいですし、今はパラレルキャリアの文脈で語られることが多いようです。

※1 実は働き始めてから、何度か絵の練習をする、挫折するを繰り返しています。写真を撮ることが好きな時期もあったのですが、いまみたいにブログをやってるわけでもなかったので、広がらずに終了……。まさか自分に刺さるのが立体造形だったとは!という感じです。何かの機会があれば別記事で書きます!

2024年にできたこと

「エルフとチンチラ(ライフル構えてる方)」を作る。

2023/12〜2024/2月:ワンフェス冬に、初めて「エルフとチンチラ(ライフル構えている方)」を作る。

2ヶ月位ほぼ毎日ZBrushを触り、ついにZBrushと仲良くなる事に成功する。

ただ、この時の自分の実力上「全身像まで作るとtime up!になる」とわかり、半身像に。

「次は全身像を作りたい…!!」と思う。

「エルフとチンチラ」「極悪ボスハムスター」を販売する。

極悪ボスハムスターと同じく、箱に包んで販売。

これまで分割方法は独学だったのですが、様々な書籍や、Youtube動画を見て、研究。

さらにそこから、プロ原型師の方に考え方やコツを教えて頂き、

3パーツ、9パーツからなるキットを作成、販売しました。

「売れるかな、喜んで頂けるかな」とドキドキしていたのですが、

ハムスターはもちろん、かなり高めの「エルフとチンチラ」も多数購入抱きました。

何が嬉しいって、売れるのはもちろんですが、

「自分の世界観に共感してくれた方がいた!」という感覚。

これはもう、普通に生きていると得られない、感覚だなという特別な感覚ですね。

中にはなんと、「心を射抜かれました」と言ってくださった方もいたので、こんなにうれしい事はなかったです。

見ていただいた方、そして購入いただいた方、本当にありがとうございました!

「軍隊エルフとチンチラ(全身像)」を作る。

久しぶりにNomadSculpt解説記事もアップデートできました。
雪国ジオラマ風に。

ワンフェス夏(マジで地獄のような暑さでしたね…..)が終わり、一段落した後。

「さて、何を作ろうか」と考えたときに、思った事は

「前回できなかった、全身像を作ろう」でした。

また、仕事柄外出しなければならないことが多かった為、

iPadとNomadSculptで作れないだろうかと考えて、秋のデザフェスでの展示を目指して制作を開始しました。

途中でZBrush for iPadも出て、そちらも触りつつ、ガッツリNomadSculptを触り続け

更に使いこなせるようになりました。

特に「トリム」でザクザク形を作ったり、「チューブ」で髪の毛の凹凸をうまく作ったり、

ダボの作り方を開発したり、とiPadとNomadでほとんどの作業を完結できる事を知りました。

また、以前の作品がセミリアルを目指していたので、今回はデフォルメ間強めな顔や形状を試みて、ある程度は成功した感じです。

その時の知見はこちらの記事にまとめてます!

ただ、このときも技術的な制約で諦めた内容があります。

  • 全身像で動きのあるダイナミックなポーズを作りたいが、その検討自体に時間がかかってしまうため、ほぼ直立なポーズに。
  • 全身像を作るという大目標があった為、ざっくりでとどまってしまった箇所があった(手とか)

2025年にやりたいこと

振り返ると、2024年もいろいろ作ったし、活動してきたと思います。

ただ、色々迷いも出てきており、それを整理して活動指針を明確にしていく年なのかなぁと、思ってます。

【創作活動編】

【世界観を構築したい、の話】

2024年を振り返ると「人型のフィギュア」を作って、ある程度作れるようになりました。

2023年-2024年までの作風を振り返ると、どうやら

  • 動物モチーフの作品(動物そのままだったり、文明もった獣人系も含まれる)
  • 女性フィギュア作品(デフォルメ〜セミリアル位が好み)

と言ったところがわかってきました。

※ショットガン10発撃ち込んでも倒せない系の、グチャグチャ、または硬質なクリーチャーを作りたいという欲求もあります。

でじちんの世界観をもっと明確にしていきたいという欲求もあります。

  • 一応、自分の脳内では映画的なPVが上映されており(?)、それによれば動物、獣人、エルフ等が暮らすファンタジー世界があるも、大きな戦争が起きたり、パンデミックで文明が崩壊したりと、不穏な空気を混ぜ込みたい欲求があります。
  • 「中世編」「近代編」「現代編」「近未来編」「遠未来編」みたいになったり、世界線分かれたり、いろいろな想像が飛び交っています。

今のところ、自分の世界のキャラクターには主人公サイドっぽい人たちに偏っているので、

もっとヴィラン側……

  • 「知性があるが、理由があって殺しにかかってくるタイプ」
  • 「話し合い不可、殺しにかかってくるタイプ」

このあたりを拡充させたい、という想像があります。

【造形・彫刻うまくなりたいの話】

また、造形がうまくなりたいという欲求がありますが「対象は何?」という話があります。

もしかすると、世界観の拡充は優先度を下げて、

もっと練習(既存キャラクターの模刻など)を増やして、作る能力・スピードを向上させたほうが良いかもしれません。粘土やデジタル粘土、問わず。

また、プロ原型師の方や創作仲間から、平面の練習(クロッキーや、スケッチ)をやって人体の形を学ぶことも重要というアドバイスも貰っていて、それを組み込むのもありだなあと思いっています。

デジチン

「ジェスチャードローイング」のような、詳細ではなく動きを追う、絵の学習方法もあります。

iPadだとPose croquisなどの良い感じに練習できるアプリもあります。

【塗装・着彩の話】

エアブラシを使った美少女肌塗装(ラッカー)
筆塗り練習(ラッカーとエナメル)…キン肉マン消しゴム(キン消し)に塗ってます。

塗装技術の向上にも力を注いでいきたいです。今、とある工作スペースで、塗装方法を教えていただく貴重な機会を頂いています。

今までのでじちんは、海外製水性アクリル塗料(アーミーペインターとか、ファレホとか)を使った筆塗りをメインとしていましたが、

工作スペースに言ってエアブラシ+ラッカー塗料を触るようになってから、これでないとできない表現があるな、とも思ってきました。

(白いレジンの上に、わずかに血色の良い色を乗せて作る美少女フィギュア肌ができたときには、感想しましたし、クリーチャーを塗る時にもこれは役に立つ)

このほか、デカールを自作したりすれば、細かなディティールにも対応できるようになります。

デジチン

自作デカールには以下の組み合わせがおすすめ…

今から家庭用プリンターを買える人は、「全色顔料インクタイプ」を選ぶようにしましょう!

(透明タイプではなく、白背景タイプであれば顔料・染料問わず使えるようです。)

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あと、ラッカー塗料は「嗅いだら絶対体に悪いのがわかる」溶剤臭、
エナメル塗料は「石油っぽい体に悪いのがわかる」溶剤臭が、します。

塗装ブースがあったとしても、防毒マスクは必須です…..!

デジハム君
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普通の美術画材も使えるかも?
ガチャガチャで色鉛筆実験…. クリアのメタルプライマーや、クリアジェッソを塗らないと、ベロっと剥がれます……。ワンポイントなら使えるかな。

模型用塗料に限らず、普通の美術画材もとても使えるのではないか?と思って探求しています。

ホルベインやリキテックスから出ている、透明プライマー、塗面をザラザラにするクリアジェッソ、油性色鉛筆、水彩色鉛筆、パステル。

アクリル絵の具を薄くといて(水だったり、溶剤だったり)エアブラシに入れるなど。

着彩は「色そのもの」の知識をいれることも大事ですし、じゃあそれを実現するために

「リアル画材」でどう表現するのか、という自分の目玉と両腕も必要になってきます。

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デジチン

直近読んだ本だと、この本の冒頭が、色の知識を体系的にわかりやすく説明されていて良かったです!

特に…自分はリアル画材(水彩・アクリル・油彩など)の知識がまるでないので「グレージングメディウム」って
いつ使うんだ?等、本筋以外の部分でも「なるほどー」となるところが多かったです!

いろんなことを、引き続き解説できるよう、情報発信をしていきたい。

とても嬉しいことに、このブログは多くの方に読んでいただいています!

iPadでのデジタル造形ネタが多いですが(NomadSculptとか、ZBrush for iPadとか)

本質的にというか、やりたいことは

「あ、なんか私も作ってみたい!」という人の背中をおす(または沼に引きずりこむ笑)といった動機がメインです。

そしてどうやら何かを作ってないと(構想をねる、想像を含む)情報発信の欲求が弱くなる事もわかってきたので、うまい具合に、

解説記事、作品制作、練習(絵も造形も!)を混ぜ合わせて進めていきたいですね。

創作活動に、何をどこまで時間を投入するか

  • 自分の想像を具現化するために、もっと造形力をあげたいし、世界観(ストーリー)を作りたい、形も色もどちらも追いかけたいです。(欲張り)
  • しかし体力、精神、時間とお金は有限……
  • 情報発信もしていきたい。

なので、この辺りの良きバランスを探っていくのが2025年になるんじゃないかなぁと、思ってます。

良いと思った、おすすめされたものは素直に実行して、良かったらさらに学んでいく、みたいな。

どっちにしても、何か考えたり作ってないと情報発信(ブログとかXとか)が止まる傾向があるし、

自分の内側に情報を溜め込むと、だいたい良くない方向に進んでいることが多い……ので、それを心の指標に行動していこうと思います。

まとめ→未来へ…

2024年は「やった、作りたかった人型(ヒトガタ)の作品をつくれた!」と喜ぶ一方で、後半は

「自分は今後どう成長していこう?活動方針は……」と悩む期間が多かった気がします。

正直、公私共にバタバタのドッカンドッカン(?)でしたし。

ただ、「悩んで解決しなかったら、休んで、リフレッシュした脳みそで考えよう」というお話を聞いたことがありますし、

著:安宅和人
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※改訂版、出てたんだ…..

創作仲間の熱いアドバイスに心を打たれたり…と、やっぱり立ち止まって考えるタイミングだったのかもしれません。

たぶん、そこの方向性を、いろいろやって見出していくのが2025年なんだろうな、という気がしています。

デジチン

そんなわけで、つらつら、長々と書いてきましたが、来年も創作活動をしていきます!

引き続き、でじちん及びデジチン工房をよろしくお願いいたします!

完全に空想ですが、デジチン工房というくらいなので、リアル世界にもアトリエというか、ワークショップを設置したいですね。

リアルイベントとかもやってみたい……夢はどんどん広がる。

デジハム君

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